Raspberry Pi OS(ラズパイOS)の通信設定とPythonの基本操作

ラズパイOSの通信設定とPythonの基本操作 プログラミング

Raspberry Pi OS(ラズパイOS)の通信設定とプログラミング言語 Pythonの操作方法の解説をします。

通信設定は、以下の3つの通信を有効にする方法を解説
・I2C通信
・SPI通信
・シリアルポート(UART通信)

プログラミング言語Pythonは、以下の3つの基本操作について解説
・画面の説明
・コーディング(プログラムの記述)方法
・プログラムの実行

通信設定

以下の手順で、SPI、I2C、シリアルポートの通信設定をすべて有効にします。

  1. 『スタートメニュー』をクリックします。
  2. 『設定』を選択します。
  3. 『Raspberry Pi』の設定を選択します。
  4. 『インタフェース』を選択します。
  5. 『SPI』、『I2C』、『シリアルポート』をすべて有効にします。
  6. 『OK(O)』を押します。
Raspberry Pi 通信設定

一度設定すれば変更しない限り有効のままです。

プログラミング言語 Python

以下の手順でPythonを起動します。

  1. 『スタートメニュー』をクリックします。
  2. 『プログラミング』を選択します。
  3. 『Thonny Python IDE』を選択します。
  4. 『Python』のGUIが起動します。
Pythonの起動

画面説明

Pythonの起動画面です。ボタン、コードエディタ、Shellがあります。

Python GUI

1.ボタン

①~⑥は通常有効なボタンです。半透明ボタンはデバッグ用です。

① New:新規作成
② Load:読み込み
③ Save:保存
④ Run:プログラム実行
⑤ Debug:デバッグ
⑥ Stop:プログラム停止

下の①~④のボタンはデバック用です。上の⑤Debugボタンを押すと有効になります。

① Step Over:ステップオーバー
② Step into:ステップイン
③ Step Out:ステップアウト
④ Resume:プログラム実行

2.コードエディタ
コード(プログラム)を記述する領域です。

3.Shell
プログラムの実行結果やエラー内容を表示する領域です。

コーディング

コードエディタにプログラムを記述します。特に難しいことは無いと思います。
コメントで日本語が使えません。

Pythonコーディング

実行

1.プログラムの実行
実行結果が Shell に表示されます。エラーがあった場合はエラー内容が表示されます。

実行結果表示

エラー表示

2.プログラムの停止
プログラムを停止する場合は Stop ボタンを押します。

デバッグ

デバッグのときに変数の中身を見ることが出来ます。『表示』ー『変数』を選択して、変数タブを開いておくと、効率的にデバッグを進めることが出来ます。

Python 変数表示
Python 変数タブ表示

Debugボタンを押してデバックを開始です。

① 実行する行の背景が黄色になります。
② Step into ボタンを押すと1行づつプログラムを実行します。
③ 変数の変化を伴うコードを実行すると変数の値が変化します。

Python デバッグ

Step Over は、関数全体を実行します。
Step Out は、For文などの入れ子になってる場合に、1つ上のレベルにアップします。
Resume は、続きのプログラムを実行します。

※ Start は、最初からプログラムを実行します。Resume は、デバックの続きから実行します。

まとめ

センサを使う準備としてRaspberry Piの通信設定とプログラミング言語Pythonの簡単な操作方法を解説しました。

通信設定は、デジタル出力センサーとの通信時には有効にしなければならないので、すぐに設定してしまうのが良いです。

PythonもRaspberry Piにプリインストールされているので、それほど気合を入れなくても簡単に試すことが出来ると思います。

それでは、楽しいセンサーライフを。

VBAを使ってExcelとRaspberry Pi間で、TCP/IPで通信する方法を紹介しています。

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